 |
|
不動院は,真言宗豊山派に属し,境内には本堂,三重塔を擁する名刹である。慶応年間に庫裏とともに書類を焼失したため,寺史については不明な点が多い。楼門棟札には次の記載がある。
「奉供養楼門落慶・天下泰平五穀豊穣興隆佛法所攸・明治十丁丑年十一月初三日・當山楼門者往昔元禄年中先師秀海和尚之所建立也爾星霜久矣悉及破壌且暮憂之時方新之機會・・・・」この時の工事が,どこまで及んだかは不明であるが,かなりの補修が行われたようである。
屋根も瓦棒銅板葺としているが,もとは瓦葺という。
桁行3間・梁間2間。全体的に比較的木割が細く,かつ背が高い。
軒下の組物及び2階縁の腰組は,三手先斗梹である。
初層各無柱間の頭貫上には,花鳥の彫物をもつ蟇股を配し,頭貫の木鼻は,牡丹及び菊花を篭彫とする。 |