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清安山願成寺不動院本堂の東南,楼門内にあり,西を正面とする。廻縁付銅板葺の塔で,各層とも円柱に縁長押,腰長押,頭長押,台輪をめぐらし,三手先,二間繁垂木,中央の間を扉とする。
円柱表面には地紋を彫り,腰長押,頭長押,台輪にも彫刻を付け,台輪長押間,組物間,小天井,軒支輪などには厚肉調の彫刻を施し,尾垂木は龍形とするなど,茨城県内の近世建築に特徴的な装飾の多い手法を示している。
初重脇間腰長押上を連子窓とせず大きく文字を配しているのは,他に例のない珍しいものである。
寺蔵の「国宝本尊清安山不動院縁起草稿」中に「安永四年霜月二十日板橋村不動様三重初也,七拾参ケ村役人振舞も御座候」という写がある。
装飾が多いが,他のこの地方のものほどあくどさが無く県内の塔としては貴重なものである。 |