県指定文化財 建造物

さんじゅうのとう
三重塔

       
     指定年月日 昭和30年6月25日
所在地 桜川市真壁町椎尾3178
管理者 薬王院
製作時期 1704年(宝永元)
    椎尾山薬王院は標高200mの椎尾山中にあり、782年(延暦元)最仙上人による開山と伝える古刹。
 堂塔はじめ全山の樹木山水に至るまで、荘厳なたたずまいを奏している。現在の堂塔は、1550年(天文19)の大火で焼失したものを、1666年(寛文6)に来山した本孝法印(当町羽鳥山口氏の出)と、法弟尊孝法印が、40年の歳月をかけて再建した。
 施工願主本孝法印は仁王門落慶直後の1689年(元禄2)4月、信州善光寺の大勧進70世住職に栄転し、善光寺を再興した人物として知られている。
 三重塔は法隆寺五重塔によく似た端麗な姿で、塔高25m、椎尾山のシンボルとなっている。塔の全面に施された彫刻は初重連子窓部に島村圓鉄作と伝える十六羅漢の彫刻をはじめ、尾垂木の丸彫龍など、江戸時代特有の装飾建築様式を示している。1704年(宝永元)桜井瀬兵衛の息、瀬左エ門を棟梁として建立された。瀬左エ門はこの7年後、成田山新勝寺三重塔を完工している。


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