県指定文化財 絵画
けんぽんちゃくしょく こんごうかいだいにちにょらいがぞう
絹本著色 金剛界大日如来画像
指定年月日
昭和44年3月20日
所在地
東茨城郡大洗町大貫町802
管理者
西光院
制作時期
奈良時代
大日如来は,その知恵と光明があまねく一切に及び,慈悲の活動が永遠不滅とされている。胎蔵大日如来と,(金剛頂経)に説く金剛大日如来の二種がある。
当山の如来画像は,胸の前で左の拳の人差指を右の拳で握る(智拳印)を結んでいる。宝蓮華の上に結跏趺坐(けつかふざ)という坐り方である。両足を組み,両足裏を上向きにして坐る。
衣文には截金文様を施し,蓮弁には暈繝(うんげん)彩色を用いている。染色法の名前である。色と色との境界をぼかして染めたものであって,奈良時代から平安時代にかけて,仏像,仏画の彩色装飾に応用され独特の発達をとげた 上膊につける装身具,臂釧(ひせん),そして手首につける腕釧(わんせん)には金泥をつけている。
宝瓶(ほうびょう)台座の下の瓶の両端に数々の宝を描いている。全国でもまれに見る図様である。しかし残念なことに剥落が甚だしく生彩を欠くが,県内希少価値である。
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