県指定文化財 絵画
しほんちゃくしょく さんじゅうろっかせんえ
紙本著色 三十六歌仙絵
指定年月日
昭和35年12月13日
所在地
常総市大生郷町1234
管理者
大生郷天満宮
制作時期
室町時代末期
三十六歌仙は、藤原公任(960〜1041)によって、万葉・古今後撰和歌集におさめられたる奈良朝から平安朝の名歌人の中から、特に優れた36人が撰されたことに始まる。
鎌倉時代には歌仙絵として定着し、和歌の流行と似絵(肖像画)の隆盛とともに画帖・絵巻物などに多く仕立てられるが、室町時代に入ると扁額として描くというまったく異なった様式を創り出すことになる。
この背景には、当時の和歌と神仏を結び付けるという信仰が神社に扁額を奉納するという流行現象を生んだことも関連しよう。
この三十六歌仙は、もとは下妻城主多賀谷政経の愛蔵品と伝えられ、1576年(天正4)10月、大生郷に立て籠もる北条氏堯を討った戦いにおいて天満宮を消失させてしまったため、その罪滅ぼしに鎧太刀とともにこれを奉納したという。
歌を上段に書き表し、その下段に人物を彩色をもって描いてあり、その筆・画とも極めて優れている。土佐流の筆と思われる。
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