県指定文化財 絵画

けんぽんちゃくしょく みきてんじんが
絹本著色 神酒天神画

   
     指定年月日 昭和35年12月13日
所在地 常総市大生郷町1234
管理者 大生郷天満宮
制作時期 室町時代末期から
桃山時代初期
    天神すなわち菅原道真の肖像画は、霊験あらたかな神、あるいは学問の神として、一般の神様のごとく礼拝の対象として古くから盛んに行われてきた。
 多くは、束帯に威儀を正し置畳に座す姿を描き、松や梅の木を背景に、あるいは上部に水引を付けて荘厳にするなど、通常の公家等の肖像画とさしたる違いは認められない。
 ただ、「怒り天神」と称して、道真の面貌にやや怒気を含んだように表されているものも中にはみられる。
 この画幅における道真も憤怒の相を呈しているが、ここに神酒を奉じると天神の顔にほのかに赤みがさすといわれ、この地では一般に「お神酒天神」と呼ばれている。
 また、藁・蒲などで円く渦を巻くように作った敷物である円座に座った像であることから「綱敷天神」の名もあり、西下の際あるいは太宰府の配所で窮乏する道真が船の帆網を敷物に使った姿を描いたものという。


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